その2日前に アンドザバンドプレイドオン(Andthebandplayedon)がイプスウィッチにて勝利を収めた時点で産駒勝ち上がり頭数148の新記録を樹立していたコマンズだが、2日間でさらに2頭の産駒が勝ち馬となり、自身のレコードを更新した形となった。 初勝利を願いつつ4走目に臨んだ3歳セン馬のトランスポーターだったが、終わってみれば大楽勝で父の名をレコードブックに刻み込んだ。トリーバーンスタッドTorryburn Stud生産の同馬の母 ポートレートコレクター(PortraitCollector: 父・サートリストラムSir Tristram)は、 タントラ(Tantra)や リバティローズ(Liberty Rose)といったステークスウィナーを送り出したそれぞれの母の¾きょうだい、G3勝ち馬の イコールライツ(Equal Rights)やリステッドレース勝ち馬の アダプテッドヒーロー(Adopted Hero)とはそれぞれ半きょうだいという間柄。コマンズ産駒のG3勝ち牝駒 カンザン(Kanzan)と同牝系に属するトランスポーターには、今後の更なる活躍が期待される。 今週末は、人気急上昇中のコマンズ産駒 レインアフェア(Rain Affair)も躍動し、7戦中6勝を挙げる大活躍。オープンクラス昇級初戦にもかかわらず5馬身差で楽勝。コマンズ産駒でも近年まれに見る競走馬であるジョー・プライド(Joe Pride) 厩舎所属の4歳セン馬は、どうやら特別な才能を持っているようだ。ちなみに、メルボルン地区において同格と謳われる、ピーター・ムーディ(Peter Moody)厩舎所属の ミスターメイクビリーヴ(Mr Make Believe)もまた最近、12戦して8勝を挙げている。