産駒の高い勝ち上がり率で注目を集めている パイロ。週末の JRA開催では、ラーナアズーラが新馬戦に勝利、アフターバーナーも新たな 2歳勝ち馬となった。さらに、古馬のパイロキシン、シンダーズも勝利して、今週末だけで計 4勝を上げる活躍ぶりであった。芝、ダート、世代不問の万能な走りをみせるパイロの注目度は高まるばかりだ。 7 月 9日 (土 )、函館競馬場で行われた 2歳新馬 (芝 1200m) に出走したラーナアズーラ。内枠からスタートし好位置 3番手の内でレースを運んだ本馬は 3〜4コーナーで馬群に包まれ窮屈になる場面もあったが、焦らずに好機をうかがって直線へ。直線で外に持ち出され、ジョッキーの指示に鋭く反応したラーナアズーラは、残り 150m付近で前 2頭をあっさりと交わし、ゴール前は抑える余裕すらみせる走りでデビュー戦に勝利した。レース後、陣営からは「函館2歳Sを視野に入れて調整します」とのコメントが出されている。 ラーナアズーラは日高町・アイズスタッド生産。母グロッタアズーラ、母の父フジキセキという血統の 2歳牝馬。母グロッタアズーラは、競走年齢に達した産駒全てが JRA勝ち馬となっている。 ラーナアズーラ (2014年生・牝・栗) 父パイロ 母グロッタアズーラ 母の父フジキセキ