現役時代にスプリンターズS (G1) を制したほか、1200m、1400mで2度のレコードタイムを叩き出した実力派スプリンター、 タワーオブロンドン。そのファーストクロップが、JRAにおいて待望の初勝利をあげた。 父に産駒JRA初勝利を届けたのはレイピア。6/29 (土)、小倉競馬場で行われた2歳未勝利 (芝1200m) に出走した本馬は、スタートの速さを生かしてレースの主導権を握ると、抜群のスピードで道中も無理なくレースを進める。直線に入ってもその勢いは全く衰えず持ったままの手応えで後続を振り切り、最後は2着に2馬身半差をつけて快勝。スタート、道中、終いと申し分のない走りで能力を高さを存分に見せつけた。 レイピアは母アンナトルテ、母の父エンパイアメーカーという血統の2歳牡馬。母はJRAで芝1200mの新馬戦に勝利。祖母クーヴェルチュールはキーンランドC (Jpn3)、バーデンバーデンC (L) などJRA5勝の快速馬。 父を彷彿とさせる好馬体、そしてスピードと仕上がりの早さを併せ持つタワーオブロンドン産駒。NARにおいては既に2頭の勝ち馬を送り出すなど、芝・ダート問わない活躍を見せて、関係者からの熱い注目を集めている。 レイピア (2022年生・牡・鹿) 父タワーオブロンドン 母アンナトルテ 母の父エンパイアメーカー 馬主 前田 晋二 様 栗東 中竹 和也 厩舎 浦河町 富菜牧場 生産 タワーオブロンドンは強靭な筋肉を身に纏い卓越したスピードで、 2歳から4歳時まで毎年重賞を制覇。 2歳時、芝1400mの京王杯2歳S (G2)、 3歳時、芝1600mのアーリントンC