パレスマリス、ヨシダ供用のお知らせ

 ダーレー・ジャパン株式会社 (本社所在地:北海道沙流郡日高町、代表取締役:ハリー・スウィーニィ) は、ベルモントS (G1) を制覇したパレスマリス (Palace Malice)、そして、日本産馬初のアメリカダートG1勝ち馬に輝いたヨシダ (Yoshida) を2024年シーズンより日本で供用することを決定いたしました。

 パレスマリスは現役時、アメリカクラシック三冠の最終戦、ダート2400mを舞台とするベルモントSを制覇すると、4歳時には、ダート1600mのメトロポリタンH (G1) にも勝利。スピードとスタミナを武器に幅広い距離で活躍しました。また本馬は、G1レース7勝を挙げるなどアメリカ史上最高額となるレース賞金を獲得し、歴史に名を刻んだカーリン (Curlin) の後継種牡馬としても期待され、2016年よりスリーチムニーズファーム (Three Chimneys Farm) にて供用が開始。初年度世代からBCジュヴェナイルターフ (G1) の勝ち馬ストラクター (Structor) を送り出すなど、種牡馬としても成功を収めています。とりわけ日本においては、今年のデイリー杯2歳S (G2) を制し一躍クラシック候補となったジャンタルマンタルが出現し、脚光を浴びています。

 ハーツクライ産駒の日本産馬ヨシダは、2015年のセレクトセール1歳セッションにおいて9,400万円で落札され、現役時はアメリカを拠点に活躍。早い時期から芝のトップ戦線で頭角を現した本馬は、4歳時に芝1800mで行われたターフクラシックS (G1) において念願のG1制覇を果たすと、初のダート参戦となったウッドウォードS (G1) では、直線強烈な差し脚で他馬をごぼう抜きし快勝。芝・ダート両方においてG1制覇を果たすと共に、日本産馬として史上初のアメリカダートG1制覇という偉業を成し遂げました。2020年よりアメリカのウインスターファーム (WinStar Farm) で種牡馬入り。初年度産駒が本年待望のデビューを果たすと、ヤッタ (Yatta) が芝1600mのG3、ジミードゥランテSで勝ち馬から僅差の3着となるなど、早くも大物が出現し注目を浴びています。

 

ハリー・スウィーニィ (代表取締役)

「先日のアダイヤーフクムに続き、今度はアメリカからエキサイティングな2頭を導入出来たことを大変嬉しく思います。日本の芝のレースで活躍馬を送るパレスマリス、そして日本産馬としてアメリカの芝・ダート両方においてG1レースに勝利した新進気鋭のヨシダは、どちらも海外繋養種牡馬とはいえ、もはや日本の関係者の方々に多くの説明が不要な2頭です。これらのスタリオンが新たに加わり、来シーズンはバラエティに富んだ強力なラインナップになったと自負しております。皆様のご利用を心からお待ち申し上げます」

 

なお、種付料に関しましては後日発表させていただきます。