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ダーレー種牡馬2024年度種付料のお知らせ

ダーレー・ジャパン株式会社 (本社所在地:北海道沙流郡日高町、代表取締役:ハリー・スウィーニィ) は、2024年シーズンに全14頭の種牡馬をご提供いたします。 アメリカが誇る名種牡馬カーリンの後継種牡馬として日本初供用となる パレスマリス は、産駒のジャンタルマンタルが先日の朝日杯フューチュリティSを制覇するなど日本競馬への高い適性を示し、脚光を浴びています。絶好のタイミングで日本への導入となりその種付料は、350万円に決定いたしました。今や欧州だけではなく世界を代表する種牡馬として君臨するフランケルを父に持ち、ガリレオ以来となる英ダービーと“キングジョージ”同年制覇という偉業を達成した アダイヤー は、現役引退後に日本で種牡馬入り。その種付料は、180万円となります。日本産馬として史上初のアメリカダートG1制覇という偉業を成し遂げた ヨシダ は、今年デビューした初年度産駒がアメリカで活躍する中で日本へ導入されることが決定。その種付料は、150万円です。欧州マイル路線で無敵を誇った年度代表馬バーイードを弟に持ち、ディープインパクトらも名を連ねる優秀なファミリーに属する“キングジョージ”の勝ち馬 フクム は、欧州の名種牡馬シーザスターズが送るG1ウィナーとして日本初供用。その種付料は、120万円に設定いたしました。 4頭の新種牡馬に加え、今やダート界の大御所となった種付料400万円の パイロ を筆頭に、初年度産駒が今年デビューし着々と勝ち星を重ねる サンダースノー が、200万円。待望の重賞勝ち馬が本年誕生しさらなる飛躍が期待される新進気鋭の種牡馬 ファインニードル が、180万円。本年のセールで絶大な支持を得た初年度産駒が、来年待望のデビューを迎える タワーオブロンドン 、デビュー2世代の高い勝ち馬率で種牡馬としての評価を年々高めている アメリカンペイトリオット が、それぞれ150万円。芝・ダートニ刀流で活躍馬を送り出し、種牡馬として新たな才能を示す タリスマニック


アメリカンペイトリオット産駒、ビーアストニッシドが スプリングS (G2) に勝利、堂々クラシック候補に。

アメリカンペイトリオット の初年度産駒、ビーアストニッシドがクラシックへのステップレース、スプリングS (G2) に勝利した。 3月20日 (日)、中山競馬場で開催されたスプリングS (G2・3歳・芝1800m) に出走したビーアストニッシド。最内枠に入った本馬は、スタート直後にややつまずいたものの鞍上は本馬の良さを生かすべくためらいなくハナを奪うレースを選択。スピードを生かし難なく先頭に立つと、レースの主導権を握る。道中は2番手に1馬身半程の差を付け、自らのペースでレースを進めた本馬は抜群の手応えのまま最終コーナーへ。直線に入ってもその脚色は衰えることは無く、しっかりとした脚取りで後続を引き離し同馬の勝利パターンに持ち込むと、ゴール前では外から猛然と襲い掛かる2着馬をハナ差退ける勝負根性をも見せ見事勝利した。 これまで、ラジオNIKKEI杯京都2歳S (G3) 2着、共同通信杯 (G3) 3着など重賞レースで惜敗を重ねてきたビーアストニッシド。今回のスプリングS (G2) の勝利で念願の初重賞タイトルを手にすると同時に、クラシックへの出走権をも見事獲得した。また、父のアメリカンペイトリオットにとっても初年度産駒から重賞勝ち馬、クラシック出走馬を送り出すという嬉しい勝利となった。 ビーアストニッシドは母マオリオ、母の父ネオユニヴァースという血統の3歳牡馬。本馬の叔母には2017年のフェアリーS (G3) などに勝利したライジングリーズン、近親にはG1レース7勝をあげ、2006年のダートグレード競走最優秀馬とNARグランプリ特別表彰馬に選出されたブルーコンコルドがいる。 ビーアストニッシド (2019年生・牡・黒鹿) 父アメリカンペイトリオット 母マオリオ 母の父ネオユニヴァース 馬主 村中 徹 様 栗東・飯田 雄三 厩舎 日高町 ヴェルサイユファーム株式会社 生産


ダーレー種牡馬2022年度種付料のお知らせ

ダーレー・ジャパン株式会社は、2022年シーズンに全10頭の種牡馬をご提供いたします。 パイロ は、本年のJBCクラシック (Jpn1) において地方所属馬初制覇という快挙を成し遂げたミューチャリー、みやこS (G3) で重賞初制覇を果たしたメイショウハリオらの活躍で、次世代のダート界を担う種牡馬として存在感を示し、その種付料を300万円に設定いたしました。ドバイワールドC連覇などG1・4勝、今年誕生した初産駒が高い評価を得ている サンダースノー 、そして初産駒が来年いよいよデビューを迎える短距離王 ファインニードル 、その種付料はいずれも250万円です。デルマーで開催されたBCターフの覇者で、壮健な初産駒が来年デビューを迎える タリスマニック は、180万円。本年デビューした初産駒が順調に勝ち上がり、注目を浴びる アメリカンペイトリオット 、芝・ダートを問わない産駒の活躍で益々勢いを増す ディスクリートキャット 、世界的名門ファミリーから出現した大物スプリンターとして供用初年度から優秀な牝馬を多数集めた タワーオブロンドン は、それぞれ150万円です。エクリプスSを3歳時に制覇、ドバイシーマクラシックでは圧巻の逃げ切り勝ちで世界を震撼させた ホークビル 、産駒の高い勝ち馬率で年々成績を上げ、ダート界におけるトップスタリオンの仲間入りを果たした フリオーソ が100万円。そして、秀でたスピードを伝え続ける アドマイヤムーン


アメリカンペイトリオット産駒、ボンクラージュが新馬戦を逃げ切りで快勝!

産駒のブレスレスリーが新馬戦に勝利、産駒JRA初出走初勝利という快挙を成し遂げ、一躍脚光を浴びることとなった アメリカンペイトリオット 。週末のJRA開催では、ボンクラージュがスピードの違いで新馬戦に快勝し、その注目度はさらに加速しそうだ。 8月1日 (日)、新潟競馬場で開催されたメイクデビュー新潟 (2歳・新馬・芝1600m) に出走したボンクラージュ。 外枠からスタートを決めたボンクラージュはテンのスピードを生かして先頭へ。自らのペースでレースの主導権を握ったボンクラージュは、絶好の手応えで最終コーナーを周り直線へ。長い新潟の直線をものともせず、しっかりとした脚取りで駆け抜けたボンクラージュは、残り200m手前で後続が迫るとそこから鞍上のムチに鋭く反応。さらに脚を伸ばし、最後は2着に2馬身半差を付ける危なげないレース内容で勝利、見事デビュー勝ちを収めた。 ボンクラージュは母レアファインド、母の父ステイゴールドという血統の2歳牝馬。母レアファインドはJRA勝ち馬、本馬の叔母には2012年のアルテミスS (L) に勝利し、阪神ジュベナイルフィリーズ (G1) 4着のコレクターアイテムがいる。ボンクラージュは母の初仔。なお、本馬は今年の5月21日に開催された千葉サラブレッドセールで2,123万円で取引されていた。 ステイゴールド肌から生まれたボンクラージュ。先日新馬戦に勝利したブレスレスリーもサンデーサイレンスを内包した繁殖牝馬から生まれており、サンデーサイレンス系牝馬との好相性をうかがわせる結果となった。 ボンクラージュ (2019年生・牝・黒鹿) 父アメリカンペイトリオット 母レアファインド 母の父ステイゴールド 馬主 落合 幸弘 様 美浦 矢野 英一 厩舎 千歳市 社台ファーム 生産 アメリカンペイトリオットはアメリカのトップクラスサイアー、ウォーフロントが送る、才能溢れるG1ウィナー。 3歳時にケントS (G3) を制覇し、4歳時にメーカーズ46マイルS


アメリカンペイトリオット産駒が、JRAにおいて初出走、初勝利!

今年、初年度世代が待望のデビューを迎えた アメリカンペイトリオット 。 アメリカを拠点とし、世界中の芝レースで活躍馬を送る名種牡馬ウォーフロントの後継種牡馬として日本に輸入された本馬。産駒が日本においてどのような走りをするのか多くの関係者が注目する中、週末はJRAにおける初の出走産駒として、ダーレー生産のブレスレスリーがデビュー。好スタートから抜群の二の脚でハナに立ちレースのペースを握ると、直線に入ってもその脚色は衰えず、後続から迫りくる人気馬勢を難なく振り切り、最後は2着に1馬身と1/4差を付け勝利。初のJRA出走馬が新馬勝ちを収めるという快挙を成し遂げた。 ブレスレスリーは母ハッシュ、母の父コマンズという血統の2歳牝馬。母ハッシュは特別2勝を含めJRAで4勝。祖母のサイレントはサンデーサイレンス産駒の勝ち馬で、愛オークス (G1) などに勝利した名牝Alydaressの血を引いている。 ファーストシーズンサイアーとして、早くも勝ち馬を送り出し、日本競馬への適性を披露したアメリカンペイトリット。これからデビューを控える中にも早くから評判となっている産駒が多数おり、その活躍に目が離せない。また、ブレスレスリーにも認められるが、本種牡馬を配合する際のポイントとなるサンデーサイレンスとのニックス性にも期待したい。 ブレスレスリー (2019年生・牝・芦) 父アメリカンペイトリット 母ハッシュ 母の父コマンズ 馬主 ゴドルフィン 栗東 藤岡 健一 厩舎 日高町 ダーレー 生産 アメリカンペイトリットはアメリカのトップクラスサイアー、ウォーフロントが送る、才能溢れるG1ウィナー。 3歳時にケントS (G3) を制覇し、4歳時にメーカーズ46マイルS (G1) を制覇。 母はドバイワールドC勝ち馬ウェルアームドの全妹で、ファミリーには日本の年度代表馬、種牡馬としても大成功を収めたシンボリクリスエスが名を連ねる。 2021年、初年度産駒がデビュー。


ダーレー種牡馬2020年度種付料のお知らせ

ダーレー・ジャパン株式会社 (本社所在地:北海道沙流郡日高町、代表取締役:ハリー・スウィーニィ) は、2020年シーズンに10頭の種牡馬をご提供いたします。 ドバイワールドカップ連覇という史上初の快挙を成し遂げた サンダースノー は、来シーズンより日本で種牡馬入りすることが決定し、その種付料は250万円となります。3歳時に破竹の6連勝でエクリプスSを制覇、5歳時にはドバイシーマクラシックを逃げ切るなど世界を股にかけ活躍した ホークビル は、競走成績のみならずアメリカのチャンピオンターフサイアーとして名を馳せるキトゥンズジョイの後継種牡馬としても貴重であり、その種付料は100万円です。安定した種牡馬成績、セールにおける高い平均取引価格、売却率で関係者からの絶大な支持を得る パイロ 、そして、2018年のJRA賞最優秀短距離馬に選出され、本年より種牡馬入りし多くの優秀な繁殖牝馬を集めた ファインニードル がそれぞれ250万円。アメリカのブリーダーズカップターフを制し、血統背景や馬体の良さから種牡馬入り初年度から高い評価を得た タリスマニック は180万円です。また、日本での供用開始から3シーズンで450頭もの繁殖牝馬を集め、本邦初年度産駒が2020年にデビューを迎える ディスクリートキャット 、本年誕生した初年度産駒が父を彷彿させるパワフルな馬体で、関係者の間で話題となった アメリカンペイトリオット はともに150万円です。スプリントG1を制覇したファインニードルやセイウンコウセイなど大物を毎年送り出し、傑出したスピードを産駒に伝える アドマイヤムーン 、デビュー3世代における産駒のほぼ8割が勝ち上がり、NARにおいて既に10頭以上の重賞勝ち馬を送る フリオーソ は100万円となりました。そして、産駒が芝・ダート、距離を問わず活躍し支持を得る モンテロッソ は50万円に設定いたしました。


アメリカンペイトリオット 合田直弘

 様々な魅力に満ち溢れている アメリカンペイトリオット だが、まず真っ先にご紹介したいのが、現役時代に見せたレース振りである。  競馬で勝つために重要な要素のひとつが「スピード」であることは言うまでもないが、ひと括りに「スピード」と言ってしまうと、その概念は非常に幅広く、解釈の齟齬が見解の相違を生むことになりかねない。  例えば、テンからガンガン飛ばして行くダッシュ力も「スピード」であり、競馬に勝つために必要な形質ではあるが、しかし、日本の競馬でことさらに有用なのは、こういうスピードではない。日本の競馬で勝つために求められるのは、溜めることが出来て、なおかつ、使いたいという局面で間髪を入れずに使うことが出来る、タクティカルなスピードである。  「瞬発力」あるいは「切れ味」という言葉に代弁されるスピードこそが、日本で勝ち抜く上で極めて重要な形質なのだ。今や、世界のトップと互角に渡り合えるようになった日本産馬だが、国際舞台においても、日本馬の特性は「瞬発力」というのが既に通り相場となっており、日本馬は「切れ味」を最大の武器として、海外の強豪たちと相まみえているのである。  アメリカンペイトリオットとは、類い稀なスピードをタクティカルに使える馬であった。同馬が制した、 2017 年 4 月 14 日にケンタッキー州のキーンランド競馬場で行われた、 G1 メイカーズ 46 マイル(芝 8f )の映像を、ぜひご覧いただきたい。好スタートを切りながら、前半は中団後ろ目に待機。アメリカの競馬らしく 3 ~ 4 コーナー中間からペースが上がった中、ジワッと番手をあげながらも、直線残り 300m