アメリカンペイトリオット産駒、ボンクラージュが新馬戦を逃げ切りで快勝!

産駒のブレスレスリーが新馬戦に勝利、産駒JRA初出走初勝利という快挙を成し遂げ、一躍脚光を浴びることとなったアメリカンペイトリオット。週末のJRA開催では、ボンクラージュがスピードの違いで新馬戦に快勝し、その注目度はさらに加速しそうだ。

8月1日 (日)、新潟競馬場で開催されたメイクデビュー新潟 (2歳・新馬・芝1600m)  に出走したボンクラージュ。

外枠からスタートを決めたボンクラージュはテンのスピードを生かして先頭へ。自らのペースでレースの主導権を握ったボンクラージュは、絶好の手応えで最終コーナーを周り直線へ。長い新潟の直線をものともせず、しっかりとした脚取りで駆け抜けたボンクラージュは、残り200m手前で後続が迫るとそこから鞍上のムチに鋭く反応。さらに脚を伸ばし、最後は2着に2馬身半差を付ける危なげないレース内容で勝利、見事デビュー勝ちを収めた。

ボンクラージュは母レアファインド、母の父ステイゴールドという血統の2歳牝馬。母レアファインドはJRA勝ち馬、本馬の叔母には2012年のアルテミスS (L) に勝利し、阪神ジュベナイルフィリーズ (G1) 4着のコレクターアイテムがいる。ボンクラージュは母の初仔。なお、本馬は今年の5月21日に開催された千葉サラブレッドセールで2,123万円で取引されていた。

ステイゴールド肌から生まれたボンクラージュ。先日新馬戦に勝利したブレスレスリーもサンデーサイレンスを内包した繁殖牝馬から生まれており、サンデーサイレンス系牝馬との好相性をうかがわせる結果となった。

 

ボンクラージュ (2019年生・牝・黒鹿)

父アメリカンペイトリオット 母レアファインド 母の父ステイゴールド

馬主 落合 幸弘 様

美浦 矢野 英一 厩舎

千歳市 社台ファーム 生産

 

アメリカンペイトリオットはアメリカのトップクラスサイアー、ウォーフロントが送る、才能溢れるG1ウィナー。

3歳時にケントS (G3) を制覇し、4歳時にメーカーズ46マイルS (G1) を制覇。

母はドバイワールドC勝ち馬ウェルアームドの全妹で、ファミリーには日本の年度代表馬、種牡馬としても大成功を収めたシンボリクリスエスが名を連ねる。

2021年、初年度産駒がデビュー。