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ファンタスティックライト産駒、タイセイファントムが特別戦に勝利

10月30日(日)、東京競馬場にて行われた河口湖特別(ダート1400m)において、ファンタスティックライト産駒のタイセイファントムがゴール前鮮やかに差し切って勝利した。

既に実績のある 1400mのレースに臨んだタイセイファントムは、スタートで後手に回り、向う正面では後方集団での位置取りとなるも、鞍上が内に控えて末脚を温存する待機策を取ると、終始内を回るロスのないレース運びを選択。 4 コーナーを回り直線に入っても後方内に待機して馬群が広がるのを待っていた同馬は、残り 200mで鞍上の指示に鋭く反応して一気に外に持ち出すと、持ち前の鋭い末脚を繰り出してゴール前で先頭集団を差し切って 2着にクビ差をつけ勝利した。 浦河町バンダム牧場の生産のタイセイファントムは母タイキシャレード、母の父 Boundaryという血統の3歳牡馬。本馬の母系は NHKマイルカップ( G1)を勝利したタイキフォーチュン、クリスタル C( G3)勝ち馬タイキダイヤなど、スピード自慢の馬が名を連ねる快速血統。 タイセイファントムは、適距離の選択と道中の騎手の好判断に加え、自身の良さである鋭い末脚を存分に発揮し自身の 3勝目を見事特別勝ちで飾った。


アドマイヤムーン産駒JRA10頭目の勝ち馬誕生。 スノードン、2連勝で重賞へ

10月29日(土)、京都競馬場で行われた2歳新馬戦(芝2000m)において、アドマイヤムーン産駒のアルキメデスが断然の1番人気に応えて快勝、父の産駒として記念すべきJRA10頭目の勝ち馬となった。

さらに、同日行われた2歳オープン特別、萩ステークス(オープン、芝1800m)において、スノードンが2連勝を飾った。 デビュー前から非常に期待され、断然の 1番人気に支持されていたアルキメデス。スタート直後抑えきれない程の手応えで、好位の外 3番手に位置する。そのまま直線に向くとあっさり抜け出し、一度もムチを使うことなくゴール。まさに評判通りの走りで見事初勝利を挙げた。 日高町、ダーレー・ジャパン・ファーム生産の本馬は、母がアーキオロジー、 母の父が Seeking the Goldという血統の 2歳牡馬。兄に中央で 2勝を挙げている アストロロジー、さらに母の兄弟には米国でホープフル S( G1)勝ちした Sky Mesaやセイビン H( G3)勝ちした Golden Velvetがいるという良血馬。 一方、新潟での前走、逃げ切りで初勝利を挙げたスノードン、一気にメンバー強化された今回は、スタートでやや出遅れ後方 6番手でレースを進める。最終コーナーでも内ラチ沿いの 5番手という苦しい展開であったが、直線外に持ち出すと力強い伸びで先頭集団を捉えて優勝、見事 2連勝を飾った。