アドマイヤムーン産駒JRA10頭目の勝ち馬誕生。 スノードン、2連勝で重賞へ

10月29日(土)、京都競馬場で行われた2歳新馬戦(芝2000m)において、アドマイヤムーン産駒のアルキメデスが断然の1番人気に応えて快勝、父の産駒として記念すべきJRA10頭目の勝ち馬となった。

さらに、同日行われた2歳オープン特別、萩ステークス(オープン、芝1800m)において、スノードンが2連勝を飾った。

デビュー前から非常に期待され、断然の1番人気に支持されていたアルキメデス。スタート直後抑えきれない程の手応えで、好位の外3番手に位置する。そのまま直線に向くとあっさり抜け出し、一度もムチを使うことなくゴール。まさに評判通りの走りで見事初勝利を挙げた。

日高町、ダーレー・ジャパン・ファーム生産の本馬は、母がアーキオロジー、母の父がSeeking the Goldという血統の2歳牡馬。兄に中央で2勝を挙げているアストロロジー、さらに母の兄弟には米国でホープフルSG1)勝ちしたSky MesaやセイビンHG3)勝ちしたGolden Velvetがいるという良血馬。

一方、新潟での前走、逃げ切りで初勝利を挙げたスノードン、一気にメンバー強化された今回は、スタートでやや出遅れ後方6番手でレースを進める。最終コーナーでも内ラチ沿いの5番手という苦しい展開であったが、直線外に持ち出すと力強い伸びで先頭集団を捉えて優勝、見事2連勝を飾った。

アルキメデスと同じく日高町、ダーレー・ジャパン・ファーム生産の本馬は、母がスノーリンクス、母の父がLemon Drop Kidという2歳牡馬。母の兄弟には、米国のサンカルロスHG1)を勝利したSnow Ridgeがいるという血統。

次走は年末の朝日杯フューチュリティS(G1、芝1600m)、またはラジオNIKKEI杯2歳S(G3、芝2000m)の予定。