アドマイヤムーン産駒から新たな重賞ウィナーが誕生した。4歳馬ファインニードルがセントウルS (G2)に勝利。父の産駒として新たに重賞ウィナーとなったファインニードルは、同時にスプリンターズS (G1)への優先出走権も獲得した。 

910日(日)、阪神競馬場で行われたセントウルS (3歳上・G2・芝1200m)に出走したファインニードル。1番人気に支持されたファインニードルは、スタート後に抜群の行きっぷりとテンのスピードを生かして絶好位につけ、逃げ馬を前に置いた内の3番手で道中を運ぶ。最終コーナーをロスなく回ったファインニードルは、直線の坂で一気に前を交わして抜け出すと同時に後続を封じ、2着に1馬身と1/4差で勝利するとともに、スプリンターズS (G1)への優先出走権を獲得した。 

ファインニードルは母ニードルクラフト、母の父Mark of Esteemという血統の4歳牡馬。本馬の母ニードルクラフトは2005年のクロエ賞(G3)、セルジオクマニ賞(G3)勝ち馬。また、本馬の叔父Fractional2014年のドラール賞(G2)、2015年のメシドール賞(G3)など重賞4勝の活躍馬。

 

ファインニードル(2013年生・牡・鹿)

父アドマイヤムーン 母ニードルクラフト 母の父Mark of Esteem

馬主 H.H. シェイク・モハメド

栗東 高橋 義忠 厩舎

日高町 Darley 生産 

 

アドマイヤムーンはG1レース3勝を誇る、JRA年度代表馬。ジャパンカップ(G1)では、不屈の精神で内外の一流馬を撃破。産駒は距離不問の活躍:G1スプリンターのセイウンコウセイ、ハクサンムーン、G1マイラーのレオアクティブ、2000mの強豪アルキメデス。現4歳世代からはG1ウィナーのセイウンコウセイ、重賞ウィナーのファインニードル、ステークス勝ち馬のワンスインナムーン。現5歳世代からはステークス勝ち馬のフミノムーン、ブラックムーンが出現。