アドマイヤムーン産駒、ラヴアンドポップが東京ハイジャンプ (J・G2) に勝利!

スプリンター種牡馬として、その名を馳せるアドマイヤムーン。一方で、産駒は障害レースでも活躍するなど、多彩な才能をみせている。週末のJRA開催ではラヴアンドポップが東京ハイジャンプ (J・G2) に勝利し注目を集めている。

10月17日 (日)、東京競馬場で開催された東京ハイジャンプ (J・G2・障害芝3110m) に出走したラヴアンドポップ。前走の東京ジャンプステークス (J・G3) 勝利以来、1年4か月ぶりの長期休養明けとなったラヴアンドポップだったが、スタート後程なく好位につけレースの流れに乗ると、第一障害の飛越を終えた後には、逃げ馬を前に見る2番手でレースを運ぶ。道中もぴったりと折り合ったラヴアンドポップは、持ち前の飛越センスの高さを発揮して難所を次々とクリアし2番手のまま3コーナーを回る。4コーナー手前で後ろからの人気馬に進出を許しながらも、ロスなくコーナーを回った本馬は、最終障害を無難に飛越すると内目から力強く末脚を伸ばし、逃げ切りを図る先行馬との壮絶な叩き合いに持ち込み、交わし切ったところがゴール。1年4か月の長期休養明けを全く感じさせない安定したレース運びで、見事東京ハイジャンプ (J・G2) を制した。

レース間隔が大きく開いたが、東京ジャンプステークス (J・G3)、東京ハイジャンプ (J・G2) と障害重賞を連勝したラヴアンドポップ。確かな能力を示した本馬が今後の障害レース界を牽引し、アドマイヤムーンの新境地を開いてくれそうだ。

ラヴアンドポップは母ラヴィングプライド、母の父Quiet Americanという血統の8歳牡馬。本馬の母ラヴィングプライドはスプリントからマイル路線で活躍、2002年のオマール賞 (G3)、ヤコウレフ賞 (L) など に勝利している。

本馬の半兄にはJRA4勝のエンキンドルがおり、また姪のランドネは現役のJRA3勝馬で福島牝馬S (G3) 3着、愛知杯 (G3) 3着などの実績を残している。

 

ラヴアンドポップ (2013年生・牡・鹿)

父アドマイヤムーン 母ラヴィングプライド 母の父Quiet American

馬主 ゴドルフィン

美浦 岩戸 孝樹 厩舎

日高町 ダーレー 生産