近年屈指のダートチャンピオン、フリオーソ。その初年度産駒のフリビオンが西日本ダービーに勝利した。さらに、週末のJRA開催ではタイキフェルヴールが新たに2歳勝ち馬となり、3歳馬テルペリオンが3勝目を上げた。昨年のNARファーストシーズンサイアーランキングで首位となったフリオーソが、各地で勝ち馬を送り出し続けている。 

1022日(日)、佐賀競馬場で行われた西日本ダービー(3歳・ダート2000m)に出走したフリビオン。圧倒的1番人気に支持されたフリビオンは、道中45番手でレースを運ぶ。向こう正面でやや置かれ気味となるも、直線では外から一気に差し切る豪快な走りで、2着に2馬身差をつけ勝利した。 

フリビオンは新冠町、オリエント牧場生産。母ビオンディーナ、母の父エンドスウィープという血統の3歳牡馬。本馬の祖母アランヴァンナは英国産、91年の伊1000ギニー(G2)など重賞6勝の活躍馬。

 

フリビオン(2014年生・牡・栗)

父フリオーソ 母ビオンディーナ 母の父エンドスウィープ

馬主 西森 鶴 様

高知 中西 達也 厩舎

新冠町 オリエント牧場 生産

 

フリオーソは2歳・3歳ダートチャンピオン。 NAR年度代表馬に輝くこと、実に4回。2歳から7歳にかけてG1レース6勝。ステークスホース、バリスコアを筆頭に勝ち馬数におけるリーディングファーストシーズンサイアーに君臨。初年度産駒は既に57頭が勝ち馬となり、2世代目産駒は早くも24頭が勝ち馬となる。供用初年度から5シーズンを経て、各シーズンとも100頭以上の牝馬を集める。現2歳リーディングサイアーランキング(勝ち上がり頭数部門)で2位を記録。