産駒の活躍でその評価をますます高めているパイロ。週末のJRA開催では、クインズサターンが青梅特別に勝利、オーマイガイ、アフターバーナー、ハヤブサナンデダロも勝利するなど産駒が4勝の活躍をみせた。 

618日(日)、東京競馬場で開催された青梅特別(3歳上・1000万下・ダート1600m)に出走したクインズサターン。大外枠からスタートを切ったクインズサターンは、道中は後方外目でレースを運ぶ。4コーナーを回り直線に入ると、クインズサターンは外からしっかりとした脚どりで前を交わし、残り200mからは目を見張る末脚を繰り出して前を猛追すると、ゴール前できっちり差し切る勝負強さを発揮して勝利した。 

クインズサターンは新ひだか町・佐竹学氏の生産。母ケイアイベローナ、母の父クロフネという血統の4歳牡馬。本馬の半兄にはJRA特別勝ち馬クインズストーム、また3代母は93年のマイルCS (G1)などに勝利し、93年の最優秀4歳以上牝馬のタイトルを獲得した名牝シンコウラブリイ。

 

クインズサターン(2013年生・牡・芦)

父パイロ 母ケイアイベローナ 母の父クロフネ

馬主 クイーンズ・ランチ 様

栗東 野中 健二 厩舎

新ひだか町 佐竹 学 氏 生産

 

また、週末のJRA開催では、パイロ産駒のオーマイガイ、アフターバーナー、ハヤブサナンデダロが勝ち星を重ねる活躍をみせている。

 

オーマイガイ(2013年生・牡・栗)

父パイロ 母リスティアアスリー 母の父スピニングワールド

馬主 廣崎 利洋 様

栗東 河内 洋 厩舎

新冠町 川上牧場 生産

 

アフターバーナー(2014年生・牡・鹿)

父パイロ 母ファダラン 母の父Cherokee Run

馬主 H.H. シェイク・モハメド

美浦 伊藤 圭三 厩舎

日高町 ダーレー 生産

 

ハヤブサナンデダロ(2014年生・牡・鹿)

父パイロ 母グランドホイッスル 母の父シアトルスズカ

馬主 武田 修 様

美浦 伊藤 圭三 厩舎

新ひだか町 グランド牧場 生産

 

アメリカのトップ種牡馬、タピット。その父プルピットが送る、トップクラスのG1マイラー。種牡馬となった今、産駒からは自身の資質を受け継ぎ、パワーとバランスを兼ね備えた素質馬が多数出現。初年度世代の勝ち上がり率は驚異の80%を記録。ステークスを制したシゲルカガ、ビービーバーレルを筆頭に、数多くの勝ち馬を世に送り出している。