パイロ産駒、メイショウハリオが、みやこS (G3) に勝利!

先週のJBC開催においてミューチャリーがJBCクラシック (Jpn1) に勝利、その翌日にはクインズサターンが、門別競馬場のクライマックスを飾る道営記念で連覇を達成するなど、産駒が全国各地の大レースで活躍し勢いに乗るパイロ

今週はJRA開催において、みやこS (G3) をメイショウハリオが勝利し、新たな重賞勝ち馬となった。

11月7日 (日)、阪神競馬場で開催されたみやこS (G3) に出走したメイショウハリオ。内の3番枠からスタートを切ったメイショウハリオは、前走同様に後方からの位置取りで進出の機会を窺いながら、しっかりと折り合いレースを運ぶ。道中は馬群が凝集する形で我慢を強いられる位置取りとなったが、残り1000m、3コーナー手前付近から徐々に進出を開始した本馬は、馬混みの中を何とか中団まで押し上げて4コーナーへ。直線では馬群を捌きながら外に持ち出され、僅かに開いた馬の間を割って抜け出しにかかると、そこから目の覚めるような末脚を繰り出して一気に前を捉え、最後は差し迫ってきた外の馬との追い比べをハナ差凌いで勝利、自身初となる重賞タイトルを手にした。

4歳となった本年は6戦3勝、オープン入りしてから僅か3戦目で重賞制覇と、その戦歴から充実ぶりが窺えるメイショウハリオ。この勢いとレースで見せる父譲りのファイティングスピリットを武器に今度さらなる高みを目指してほしい。

メイショウハリオは母メイショウオウヒ、母の父マンハッタンカフェという血統の4歳牡馬。本馬の半弟には、JRA2勝、兵庫特別に勝利した現役馬テーオーロイヤルがおり、叔父にはJRA5勝、アルゼンチン共和国杯 (G2) 2着、ダイヤモンドS (G3) 3着の実績馬メイショウカドマツなどが名を連ね、ファミリーはCourtly Deeに遡る名牝系。

 

メイショウハリオ (2017年生・牡・栗)

父パイロ 母メイショウオウヒ 母の父マンハッタンカフェ

馬主 松本 好雄 様

栗東 岡田 稲男 厩舎

浦河町 三嶋牧場 生産

 

アメリカのチャンピオンサイアー・タピットを送る、プルピットのサイアーラインが日本でも大ブレイク。

2020年、ダートサイアーランキングで5位、現役種牡馬としては3位。デビュー9世代の合計勝ち馬率は、脅威の75%超えを記録。これまでに7頭の重賞勝ち馬を送り出している。

まさに、次世代のダート界をリードするスタリオン、それがパイロ。