フリオーソ産駒、タイキフェルヴールが舞鶴ステークスに勝利

近年屈指のダートチャンピオン、フリオーソ。種牡馬としても大きな可能性を広げつつ、週末のJRA開催ではタイキフェルヴールが舞鶴ステークスに勝利し、オープン馬となった。 

120 (日)、京都競馬場で開催された舞鶴ステークス (4歳上・1600万下・ダート1800m) に出走したタイキフェルヴール。1番人気に支持されたタイキフェルヴールは、スローペースとなった道中を、ほぼ一団となった馬群の中団やや後ろでレースを運ぶ。抜群の手応えを保ったまま外に持ち出し、最終コーナーを回ったタイキフェルヴールは、直線では他馬を圧倒する末脚を繰り出しで、前をまとめて鮮やかに差し切り、後続に1馬身と3/4差をつけ勝利した。 

タイキフェルヴールは母アッシュベリー、母の父Any Given Saturdayという血統の4歳牡馬。本馬の半姉エヴェリーナはJRA勝ち馬、曾祖母Cinnamon Sugar94年のロングルック(G3) などに勝利、エイコーンS (G1)、マザーグースS (G1)、ガゼルH (G1) 2着の実績がある。

 

タイキフェルヴール (2015年生・牡・栗) 

父フリオーソ 母アッシュベリー 母の父Any Given Saturday

馬主 (有) 大樹ファーム 様

栗東 牧浦 充徳 厩舎

浦河町 ビクトリーホースランチ 生産 

 

2歳・3歳ダートチャンピオン。NAR年度代表馬に輝くこと、実に4回。2歳から7歳にかけて、G1レース6勝。初年度産駒がデビューすると28頭の2歳勝ち馬を送り出し、勝ち馬数でリーディングファーストシーズンサイアーに輝く。さらに、セカンドクロップから29頭、サードクロップから24頭の2歳勝ち馬が誕生。活躍馬を続々と送り出し、種牡馬としても大成功の予感。