今年3月のデビューから5戦目となるフィリラ、距離短縮で巻き返しを図った今回は自身初の1200m戦を小倉で迎えた。やや気合が乗りすぎるぐらいのパドックではあったものの、使いつつ体調は上向きで2番人気に支持されてのレースとなった。無難にスタートを切ったフィリラは躊躇うことなく、これまで以上に積極的に押して前を狙ってハナに立ち、先頭での競馬を選択。
勝ち馬の火蓋を切ったのは、新潟2Rの2歳未勝利戦(芝・1000m)で優勝したヨシカワクン。初戦を叩いてきっちり変わり身を見せ、新潟名物の直線1000mレースで、ゆったりと加速しながらも、最後はメンバー中最速の上がりで差し切った。
アットウィルは今回が3戦目、鞍上が三浦皇成に代わったものの、過去の実績から単勝1.6倍の圧倒的一番人気に支持されたアットウィル。前走で後手を踏んだスタートも今回はきっちり決め、馬も気分よく内、4番手の位置で向こう正面へ。
前走2着後、短い休養を挟んでの出走となったアメージングムーン。調教での動きと前走での走りから今回も一番人気に支持されての出走となった。不運にも7枠からの発走となったアメージングムーンだが、スタートを切ると押して前へ、3頭で先団を争う展開となるが、自身は抑え、内の馬を前に行かせ2番手に位置を取る。
ここ5戦、2着2回、3着2回と人気ながらもあと一歩届かないレースが続いていたハヤブサフィーバー。今回はデビュー戦以来となる札幌競馬場での出走。これまでのキャリアから今回も1番人気に支持されたハヤブサフィーバーは、パドックでもいつもと変わらない出来と安定ぶりを見せていた。
スタートでヨレたものの、鞍上は慌てることなく後方待機を選択し、ほぼ最後方からレースを進める。後方のままの位置取りで1コーナーから2コーナーを回り向こう正面へ。
6月30日(土)に、中京競馬場の2歳未勝利戦 (芝・1400m) を勝ち上がったのはメイケイペガムーン。前走のデビュー戦で2着の苦杯をなめた同馬、今回は雪辱を期しての一戦。抜群のスタートを切ったメイケイペガムーンはスピードの違いで楽に先頭に立つが、あえて内枠の馬を先に行かせ、好位4番手に控える競馬。
7月1日(日)、中京競馬場にて行われた3歳未勝利戦(芝・2200m)において、ストーミングホーム産駒のサチノコイノボリが待望の初勝利を挙げた。
6月24日にドイツのハノーヴァー競馬場で行われたマイルのG3ハノーヴァーシュマイレ (Hannoversche Meile) でエンパイアストーム (Empire Storm) が逃げ切り勝ちを収め、現在ダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスで供用中の父
デビュー戦を阪神で迎えたティーハーフ。パドックでは若さをのぞかせていたが、その血統と調教内容から単勝1.4倍の圧倒的支持を得て、鞍上に武豊を配してデビュー戦に臨んだ。ゲートを滑らかに出たティーハーフは、あえて逃げずに脚をため、前にいく馬達を眺めながら好位置をキープ。