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キングズベスト産駒タケショウベスト、新馬戦に快勝

世界的名種牡馬キングズベスト、その本邦初産駒世代のタケショウベストが新馬戦に勝利、本邦産駒初のJRA勝ち馬となった。

7月9日 (日)、福島競馬場で行われた2歳新馬 (芝1200m・牝馬) に出走したタケショウベスト。スタートこそ出遅れたものの、抜群の二の脚で中団に取りついたタケショウベストは、3コーナー入口から鞍上が抑えきれない程の手応えで前を射程に収め直線へ。直線に向いて外に出したタケショウベストは、残り200m手前から鋭い末脚を繰り出し、あっさりと前を掴まえ、そのまま後続を寄せ付けない走りで勝利した。 タケショウベストは浦河町・富菜牧場生産。母タケショウレジーナ、母の父ダンスインザダークという血統の2歳牝馬。母タケショウレジーナは、JRAでサロマ湖特別など特別レース3勝を含め5勝をあげ、アネモネS (OP) 3着の実績馬。 タケショウベスト (2014年生・めす・鹿) 父キングズベスト 母タケショウレジーナ 母の父ダンスインザダーク 馬主 (有) ナイト商事 様 美浦 田中 清隆 厩舎 浦河町 富菜牧場 生産 キングズベストは日本ダービーと天皇賞の覇者、エイシンフラッシュ。英ダービーをレコードで制した凱旋門賞馬、ワークフォース。偉大な2頭を送り出す、世界的名種牡馬。日本での供用開始から3シーズンにわたり、名牝、名血からのサポートを受ける。本邦初年度産駒は2016年、待望のデビュー。


パイロ産駒、週末4勝の活躍

ラーナアズーラが新馬戦を快勝、アフターバーナーも新たな2歳勝ち馬となる。

産駒の高い勝ち上がり率で注目を集めている パイロ。週末の JRA開催では、ラーナアズーラが新馬戦に勝利、アフターバーナーも新たな 2歳勝ち馬となった。さらに、古馬のパイロキシン、シンダーズも勝利して、今週末だけで計 4勝を上げる活躍ぶりであった。芝、ダート、世代不問の万能な走りをみせるパイロの注目度は高まるばかりだ。 7 月 9日 (土 )、函館競馬場で行われた 2歳新馬 (芝 1200m) に出走したラーナアズーラ。内枠からスタートし好位置 3番手の内でレースを運んだ本馬は 3〜4コーナーで馬群に包まれ窮屈になる場面もあったが、焦らずに好機をうかがって直線へ。直線で外に持ち出され、ジョッキーの指示に鋭く反応したラーナアズーラは、残り 150m付近で前 2頭をあっさりと交わし、ゴール前は抑える余裕すらみせる走りでデビュー戦に勝利した。レース後、陣営からは「函館2歳Sを視野に入れて調整します」とのコメントが出されている。 ラーナアズーラは日高町・アイズスタッド生産。母グロッタアズーラ、母の父フジキセキという血統の 2歳牝馬。母グロッタアズーラは、競走年齢に達した産駒全てが JRA勝ち馬となっている。 ラーナアズーラ (2014年生・牝・栗) 父パイロ 母グロッタアズーラ 母の父フジキセキ


アドマイヤムーン産駒、プリンセスムーンが連勝で韋駄天Sを制す

産駒は週末4勝の活躍。

先週に続き、 アドマイヤムーン産駒が好調な走りをみせている。週末の JRA開催で産駒が 4勝をあげる活躍をみせたアドマイヤムーンは、プリンセスムーンが連勝で韋駄天 S (OP) に勝利した他、ヘイジームーンは 1000万下で4勝目をあげ、マエストロ、ファインニードルが新たに勝ち馬となった。 5 月 22日 (日 )、新潟競馬場で開催された韋駄天 S (4歳上・オープン・芝 1000m) に出走したプリンセスムーン。前走、同距離を勝ってここに臨んだ同馬は人気の一角を担い、大外枠からの出走となった。スタート直後の行き脚こそ一息だったものの、鞍上が気合いをつけるとすんなりと流れに乗り、勝負所では進路を探る、余裕あるレース運び。持ち前のスピードと末脚の切れを存分に発揮したプリンセスムーンは、メンバー中最速の上がりで並み居る牡馬を交わして初挑戦となったオープンを見事連勝で勝利した。 浦河町・三嶋牧場生産のプリンセスムーンは、母スクービドゥー、母の父 Johan Cruyffという血統の 6歳牝馬。ドイツ産の母スクービドゥーはドルメロ賞 (G3) の勝ち馬。そして、半兄タイキプレミアムは江坂特別を含む JRA3勝。また、半妹のメイショウメイゲツはアネモネ