5月29日 (金)、ペンナショナル競馬場で行われたアルファベットスープH (賞金75,000ドル) において、ヨシダ産駒の5歳セン馬エフサーティーファイブが、後方追走から直線、豪快に追い込んで先行勢を一気に差し切り、2着に3馬身差を付け快勝した。
本レースが今季初戦となったエフサーティーファイブにとって、嬉しいステークスレース初勝利となった。昨年12月下旬にはウッドバイン競馬場のG3・ヴァレディクトリーSにおいて3着に入線しており、その素質を改めて証明する結果となった。
レースでは、1番人気に支持されたバートレット Bartlett (USA) がスタート直後から積極的にハナを主張。鞍上フランキー・ペニントン騎手のもと、最初の1/4マイルを22秒79で通過し、昨年の同レース勝ち馬フィアースアンドストロング Fierce and Strong (USA) が、これを追う展開となった。
エフサーティーファイブは、単勝10倍未満の支持を集め注目されていたものの、レース序盤は先頭から9馬身ほど離れた後方に控えての追走。
向こう正面に入ると、バートレットがフィアースアンドストロングからのプレッシャーを振り切り、半マイルを45秒88で通過。そのまま3コーナーから4コーナーにかけてリードを広げた。後方からはワウワタパーティー Wow Whata Party (USA)、クリスパー Crisper (USA)、ディランズルビー Dylan's Ruby (USA) といった人気薄勢も追い上げを図ったが、直線入口でバートレットが3馬身のリードを保っており、先頭を捕えるには難しいように見えた。
しかし、エフサーティーファイブの脚色は他馬とはまったく違っていた。4コーナーで大外に持ち出されると、ハビエル・カステリャーノ騎手の合図に応え、一気に6番手から2番手へ浮上。直線では逃げるバートレットを射程圏に入れると、軽く促されただけで鋭く伸び、最後は2着に3馬身差をつけての完勝となった。
エフサーティーファイブは、ペンシルベニア州のEquivine Farm LLC生産馬。母はアンブライドルズソング Unbridled’s Song (USA) 産駒の勝ち馬ニューストゥユーズ Newstouse (USA) で、本馬は同母から誕生した3頭目のステークス勝ち馬となった。半きょうだいには、ゴールデンセンツGoldencents (USA) 産駒のニューストゥミー Newstome (USA)、デクラレーションオブウォー産駒のミスユーエラ Miss You Ella (USA) がいる。
ヨシダはこれまでに80頭の勝ち馬、7頭のステークス勝ち馬を送り出しており、代表産駒にはキーンランド競馬場のG2・シカモアSに勝利したデスヴィオ Desvio (USA)、サラトガ競馬場のG2・レイクプラシッドSに優勝したグレイヨッシュ Grayosh (USA) などがいる。