サンダースノー産駒ナルカミがJpn2制覇

芝、ダート、距離の舞台を問わず、活躍馬を送り出しているサンダースノー

初年度産駒のテンカジョウがすでに重賞3勝をあげているが、2世代目の産駒からも大器が誕生。4戦3勝で重賞に初挑戦したナルカミが不来方賞を圧勝し、産駒2頭目のタイトルホルダーとなった。

9月2日 (火)、盛岡競馬場で開催された不来方賞 (Jpn2・3歳・ダート2000m) に出走したナルカミ。大外枠から馬任せに先手を取り、道中の折り合いもスムーズ。スピードを緩めることなく4コーナーを通過すると、後続との手応えの差は歴然だった。直線は楽な手応えのまま後続をさらに引き離して2馬身半差をつける圧倒的なパフォーマンスで1番人気に応え、初のタイトルを手中に収めた。

2歳11月のデビューからこれで通算5戦4勝。序盤からスピードを見せながらも直線はステッキを入れることなく上がりタイム最速タイとなる35秒3の末脚で締め、3歳ダート3冠最終戦のジャパンダートクラシックへ望みをつないだ。

ナルカミは母オムニプレゼンス、母の父ディープインパクトという血統。3代母マンデラは独オークス3着の名牝。近親には春の天皇賞、菊花賞とG1を2勝したワールドプレミア、ホープフルS2着、ダービー、ジャパンC3着で重賞を2勝したヴェルトライゼンデ、皐月賞2着で重賞2勝のワールドエースがいる。

 

ナルカミ (2022年生・牡・鹿) 

父サンダースノー 母オムニプレゼンス 母の父ディープインパクト

馬主 ゴドルフィン

美浦 田中 博康 厩舎

日高町 ダーレー 生産

 

2歳時、芝1400mの 

クリテリウムアンテルナシオナルを制覇、

フランスの2歳チャンピオンに輝く。

 

3歳時は、芝1600mのジャンプラ賞に優勝。

 

4、5歳時には、ダート2000mの

ドバイワールドCを連覇、前人未到の偉業を達成。

 

芝・ダートを問わない活躍で、 

2歳から5歳時まで毎年G1レースに勝利し、 

歴史に名を刻んだ、スーパースター。

 

初年度産駒は2023年にデビュー。

中央では、テンカジョウ、ジーサイクロン、

サンダーアラートら高素質馬が勝ち上がり。

 

大井では、4勝馬のフクノフードゥルを筆頭に

2024年の南関クラシック候補が続々登場。

高知では、ポッドジャスパーが5勝の活躍。

 

セカンドクロップからは、底を見せないナルカミをはじめ

優駿スプリントを快勝したハーフブルー、

東京プリンセス賞を圧勝のベルグラシアスと

大井の重賞でも脚光。

 

供用初年度から絶大な支持を獲得し、これまでの

6シーズンで集めた牝馬の数は、実に780