526日、川崎競馬場で出走したフリフリバードが勝利して記念すべき第一号の勝ち馬が誕生したフリオーソ。その後も順調に勝ち馬を送り出し、922日に名古屋競馬場で行われたサザンオールスターの勝利により新種牡馬としては最も早い15頭目の勝ち馬が誕生した。期待に違わぬ産駒の活躍により、フリオーソは現在、地方競馬におけるファーストシーズンサイアーランキングで首位となっている。 

そのレース内容から見ると、産駒は仕上がりの早さや従順な性格など、父の長所を随所に受け継いでいることが伺える。競走馬として数々の金字塔を打ち立てたフリオーソが、早くも種牡馬として注目される存在となった。

フリオーソは2歳・3歳ダートチャンピオン。 NAR年度代表馬に輝くこと、実に4回。 2歳から7歳にかけてG1レース6勝。供用初年度からこれまで4シーズンすべてにおいて100頭以上の牝馬を集め、種牡馬としても絶大な人気を誇る。父ブライアンズタイムは、ダービー馬タニノギムレット、 ナリタブライアン、サニーブライアンの3頭を送り出し歴史に名を刻んだ大種牡馬。