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ファンタスティックライト産駒、アシェンライトが新馬戦に勝利

11月27日、東京競馬場にて行われた新馬戦(ダート1600m)において、ファンタスティックライト産駒の アシェンライトが1番人気に応え勝利した。

各専門誌等でも注目馬として取り上げられていたアシェンライトが新馬戦を大人びたレースぶりで勝利した。アシェンライトはデビューに至る調教過程も順調で、本開催デビューの中でも有力視されていた。当日は仕上がりも良く、調教の動きの良さからも1番人気に支持されていた。レースではゲートが開くとすんなりと先頭集団にとりつき、向こう正面でも終始4〜5番手の位置につける理想的なレース運びを見せ、馬なりのまま4コーナーを回ると、直線残り400mで騎手の鞭に応えて、先に抜け出したシンキングマシーンに迫り、ゴール直前で捉えるとクビ差をつけて勝利した。 日高町待兼牧場生産のアシェンライトは母マチカネチコウヨレ、母の父 Deputy Minister という血統の2歳牡馬。本馬の半兄にはエルムS -G3 に勝利したダートの猛者マチカネニホンバレがいる。また、祖母 Alysbelle は米クラシック2冠を制したチャンピオンホース Alysheba の全きょうだいで、米国でG2に勝利し、ハリウッドオークス(G1)でも3着の実績をもつ快速馬だ。 血統背景と今回の新馬戦での走りからアシェンライトの次走以降にも注目したい。


ルールオブロー産駒、キングオブロー新馬戦を快勝

10月30日(日)、新潟競馬場にて行われた新馬戦(ダート1200m)において、ルールオブロー産駒のキングオブローがデビュー戦を鮮やかに快勝した。

父譲りの好馬体と、仕上がりの良さから 1 番人気に支持されたキングオブロー。ゲートから滑らかなスタートを決めた同馬は、軽快なスピードで先頭に易々と取りつき、一時は騎手が手綱を抑える程の手ごたえで 2 番手の好位置につけ、レースのペースを握った。 3 コーナーから 4 コーナーにかけても終始 2 番手の好位置を楽な手ごたえで回ると、直線では騎手の追い出しにもしっかり応え、先頭を交すと、そのまま後続に 2 馬身差をつけ、見事 1 番人気に応えてデビュー戦を快勝した。 新ひだか町タガミファーム生産のキングオブローは母マダムチヨ、母の父ボストンハーバーという血統の 2 歳牡馬。本馬の母系を遡るとクラシック 2 冠を制し、母としてもアドマイヤベガ、アドマイヤボス、アドマイヤドン、キャプテンベガなどの活躍馬を生んだ 名牝ベガにたどり着く。奥行きのある血統背景は将来を期待させるに十分な重厚さ。 キングオブローは、軽快なスピードと仕上がりの早さを身上とした父 ルールオブロー を彷彿とさせる走りぶりで、デビュー戦を快勝。素質とレースセンスの良さを感じさせる新馬戦での勝利は、今後に期待をかけるに十二分な内容で次走にも注目したい。


ファンタスティックライト産駒、タイセイファントムが特別戦に勝利

10月30日(日)、東京競馬場にて行われた河口湖特別(ダート1400m)において、ファンタスティックライト産駒のタイセイファントムがゴール前鮮やかに差し切って勝利した。

既に実績のある 1400 mのレースに臨んだタイセイファントムは、スタートで後手に回り、向う正面では後方集団での位置取りとなるも、鞍上が内に控えて末脚を温存する待機策を取ると、終始内を回るロスのないレース運びを選択。 4 コーナーを回り直線に入っても後方内に待機して馬群が広がるのを待っていた同馬は、残り 200m で鞍上の指示に鋭く反応して一気に外に持ち出すと、持ち前の鋭い末脚を繰り出してゴール前で先頭集団を差し切って 2 着にクビ差をつけ勝利した。 浦河町バンダム牧場の生産のタイセイファントムは母タイキシャレード、母の父 Boundary という血統の3歳牡馬。本馬の母系は NHK マイルカップ( G1 )を勝利したタイキフォーチュン、クリスタル C ( G3 )勝ち馬タイキダイヤなど、スピード自慢の馬が名を連ねる快速血統。 タイセイファントムは、適距離の選択と道中の騎手の好判断に加え、自身の良さである鋭い末脚を存分に発揮し自身の 3 勝目を見事特別勝ちで飾った。