アドマイヤムーン産駒から新たなステークスウィナーが誕生した。週末のJRA開催でムーンクレストがポートアイランドS (L)に勝利し、父の産駒として新たなステークスウィナーとなった。 

101日(日)、阪神競馬場で行われたポートアイランドS (3歳上・L・芝1600m)に出走したムーンクレスト。滑らかにスタートを切ったムーンクレストは積極的なレース運びで23番手の好位でレースを運ぶ。4コーナー出口で手応えを保ったまま直線を向いたムーンクレストは、直線では一完歩ごとに前との差を詰めると、2着に1馬身と1/4差をつけ勝利し、父の産駒として新たなステークスウィナーとなった。 

ムーンクレストは浦河町・三嶋牧場生産。母ビューティーコンテスト、母の父Singspielという血統の5歳牡馬。本馬の母ビューティーコンテストは愛国1勝。本馬のきょうだいにはJRAで湯川特別に勝利したジャニアリシックス、JRA3勝のフォルテ、ダノンマッキンレーなどがおり、叔母には2010年のクイーンズランドダービー(G1)勝ち馬Dariana、近親にはジュライC (G1)、ナンソープS (G1)、ミドルパークS (G1)などに勝利し種牡馬としても大成したOasis Dreamなどがいる。

 

ムーンクレスト(2012年生・牡・鹿)

父アドマイヤムーン 母ビューティーコンテスト 母の父Singspiel

馬主 ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン様

栗東 本田 優 厩舎

浦河町 三嶋牧場 生産

 

アドマイヤムーンはG1レース3勝を誇る、JRA年度代表馬。ジャパンカップ(G1)では、不屈の精神で内外の一流馬を撃破。産駒は距離不問の活躍:G1スプリンターのセイウンコウセイ、ハクサンムーン、G1マイラーのレオアクティブ、2000mの強豪アルキメデス。現4歳世代からはG1ウィナーのセイウンコウセイ、重賞ウィナーのファインニードル、ステークス勝ち馬のワンスインナムーン。現5歳世代からはステークス勝ち馬のフミノムーン、ブラックムーン、ムーンクレストが出現。