アドマイヤムーンから新たな2頭の勝ち馬が誕生

朝日杯フューチュリティS(G1)に3頭の出走馬を送り出し、レオアクティブが3着の活躍を見せたアドマイヤムーン産駒。 先週のJRA開催において同馬からウイングザムーン、キネオピューマと将来有望な2頭の勝ち馬が新たに誕生した。

ウイングザムーンは、12月17日(土)、阪神競馬場の2歳未勝利戦(牝馬限定・芝1600m)に出走。陣営にとっては前走のデビュー戦、スタートで後手を引いたが内容を踏まえ中間、馬を落ち着かせることを主眼としゲート練習も入念に行って臨んだ2戦目。今回は馬が一変して落ち着きを見せ、ゲートを無難に出ると中団に位置を取り、向こう正面で徐々に外に持ち出しながら前に進出。3〜4コーナーを回っての勝負所では鞍上の追い出しにしっかりと応え、残り200mで抜け出すと後続の追撃を振り切り2着に1/2馬身差をつけて勝利した。前走で見せた内にささる癖も解消され、ゴール前での脚どりも確かだった今回のレース振りは、精神面での成長を覗わせる着差以上に強い内容といえる。 

高昭牧場(浦河町・荻伏)生産のウイングザムーンは母ウイングドキャット、母の父Storm Catといった血統の2歳牝馬。母ウィングドキャットはBCディスタフ(G1)、マザーグースS(G1)、CCAオークス(G1)に勝利した女傑Ajinaの半妹という素晴らしい血統背景の持ち主。

 

翌18日(日)、中山競馬場で新馬戦(芝1600m)に出走したキネオピューマ。調教での動きの良さから1.9倍の一番人気に支持されてのデビュー戦となった同馬は、内枠からのスタートを生かし、軽快なピッチ走法で向こう正面では若さを覗かせながらも終始5~6番手の好位置をキープ。最終コーナーを回った勝負所では外から被せられる厳しい展開となるが、素早くインを選択して前を捌き、コースが開けたところでの騎手の追い出しに抜群の反応を見せる。一気に加速すると桁違いの末で他馬を並ぶ間もなく差し切り、一番人気での勝利を手にした。レース後、同馬の手綱を取った戸崎騎手からは「レースセンスが凄くいい」とのコメントがこぼれる程の差し脚を見せたキネオピューマ。クラスが上がっての活躍が十分見込める新たな期待馬が現れた。

パカパカファーム(新冠町)生産のキネオピューマは母ワンアイドバンブー、母の父ブライアンズタイムといった血統の2歳牡馬。半姉に2000年の秋華賞(G1)を制したティコティコタックがいる。スピードと切れ味にあふれた血統からまた一頭、将来を嘱望される産駒が登場した。